天使の現れ方4(最終)

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ren

この記事は、天使の現れ方3の続きです。

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天使の現れ方1

天使の現れ方2

父は総合病院に受け入れてもらい、無事、人工股関節の置換手術をしました。

検査の結果、糖尿病を罹患していました。整形外科を退院後は、内科に入院加療となりました。長期間の過量の投薬の後遺症も出ていたので、薬を減量するためです。

内科を退院後、1年後に突然、腹部の痛みを訴えて、受診しました。

主治医はレントゲンに写る、わずかな白い影から、腸に穴が開いていると判断して、CT検査に回され、結果、即日、緊急手術となりました。

この時も、担当内科医の眼で、腹膜炎を起こす寸前で、父は助かりました。

この診察時、処置室で横たわる父の手相を見たことがあります。

あらゆる線がしっかりしていて、枝線がない。運命線と生命線の流れから今すぐ亡くならないと判断しましたが、手相の線が、直線で、構成され、なにものにも煩わされないことを表している相でした。

思わず吹き出してしまったほどです。

外科手術の後、腹痛の結果は、大腸癌による腸閉塞が原因の腸穿孔でした。薬の副作用で、痛みを感じにくくなっていたため、自覚症状がなかったようです。その手術から数日後、縫合部分と別の部分に穿孔があり、再手術。父は人工肛門となりました。

父はお酒も煙草を辞めなかったので、3年後大腸癌が肝臓に転移して再発、2年の闘病を経て70歳で亡くなりました。

緊急手術をしてくださった外科医には、父が亡くなるまで、大変お世話になりました。

幼いころから病弱でしたが、特に60歳以降は手術が多く、闘病の晩年でしたが、父は自分の好きなように生きた人だと思います。

本人は、自分より不幸な人間はいない、と思っていたようですが、私から見れば、誰の言うことも聞かずに自分の人生を全うした、運のいい人です。

父はあの時、転院して、その後、大腸癌の治療のために人工肛門(ストーマ)装着となったときに私に対して「あの時、死んでいればよかった。余計なことをしやがって」と散々責められましたよ。

今回、ピンチな私=父 を救ってくれたのは、総合病院の受付にいた女性です。

彼女が、声をかけてくれなかったら、どんなことになっていたか、想像もできません。責められていたのは2日間ほどでしたが、心配事で食事が喉を通らないという経験をしました。

最初に救急車で運ばれた病院の院長は、地元では頑固で知られていた方でした。今は、院長の高齢で廃業されています。

うかつなことに余裕のなかった私は受付の方の名前も、覚えていません。

このことを思い返すとき、天使、天の御使いは、人の姿を借りて現れたと思えるのです。

天の意志や慈悲は、神々しい光、荘厳な音楽に包まれて、仰仰しく現れるわけではなくて、周りの人の行為や心に現れるのだと。

それは、私や誰かの中にも現れて、自分でも思いもよらなかった行動や言葉を告げるときにも、天の力が働いているときがあると知るに至るのです。

父の亡くなった同じ年に、今度は私の手術が続いて、気持ち的には「ああ~(嘆き、驚き、ため息)」っという感じでしたが、今思うと、手相見に自信を持つきっかけになり、また今いる道に導かれていたような気がします。

やはり、私の周りにいる人々の中にも、天の働きがあったような気がするのです。

「天使の現れ方」終

 

ren

手相見歴30年以上、同じく天然石愛好家です。

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