天使の現れ方3

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この記事は

天使の現れ方1

天使の現れ方2

の続きです。

転院を希望して、入院先の院長、入院当事者の父に責められてしまった私は、地元の総合病院に行きました。

当日は、総合病院の受付時間が過ぎていて、急患用の受付応対の職員の方がいらっしゃるだけで、閑散としていました。

総合病院の整形外科は、主治医の紹介状がなければ、診察もしてもらえません。

どうしたものか…と受付窓口前をうろうろしていたところ、受付の女性が声をかけてくださいました。

私は正直に、いきさつを説明しました。

受付当事者の立場になって考えると、面倒くさい話だと思います。

でも、彼女は担当科に連絡をしてくださり、言いました。

「救急の新患として、来てくだされば、対応いたします」と。

四面楚歌な気分だった私にとって、それはまさに天の声でした。

さっそく父の入院している病院に戻りました。

戻ったとたん、再び院長から「いつ出ていく?早く出ていけ」と言われ「父からは「早く謝れ謝れ」と責め立てられます。

私は、「わかりました。先生、退院します」と頭を下げ荷物をまとめることにしました。

そして、タクシーの後部座席に父を寝かせて、総合病院へ連れて行くことにしました。

いざ、退院する、と告げ、タクシーを呼ぶと看護師さんは「これで、転院するのですか。大丈夫ですか」と不安げな表情です。

その時の私の心の声

「しかたないだろう!私は免許ないし、出ていけと責め立てているのは、院長だし」

父には、「多少、移動中に痛みが出るかもしれない。我慢してね」と伝えました。普通、ここまできたら返事は「うん」とか「任せる」って言うと思うじゃないですか。そこが大事でしょ。ここまできたらさ。

でも父は一言「ばかやろう」と罵声を浴びせてきました。事情の知らない傍から見たら「鬼娘が、父を無理に転院させている図」ですよ。(遠い目)

まぁ、父に感謝の言葉は期待するのは無駄。亡くなる間際も「私になにかいうことはある?」と尋ねたら「ない」と言い切った男です。

タクシーの運転手さんに心づけを渡して、手伝ってもらい、父を後部座席に乗せました。母は座らず、足もとに屈み、私は助手席へ…。

いざ、出発するという時、院長先生から、診察室に呼びつけられました。

院長先生は、転院に必要な書類をまとめて、渡してくださいました。

私は、「ありがとうございます」と言うのが精一杯でしたが、院長は「ここでいうのはお礼じゃない。ご迷惑をおかけしました、だろ!」と吐き捨てるように言いました。確かにそうです。院長先生。ごめんなさい。

そうして、父は、総合病院に移り、手術しました。

次は最終です。

ren

手相見歴30年以上、同じく天然石愛好家です。

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