私の誕生日はとうに過ぎているが
友人から、お祝いのケーキが届いた。
年齢も重ねると、誕生日なんて無感動というか
また年をとってしまったなぁなんて考えることが多くなってきたが
友人に「忘れていた~!!お祝い!」と言われると、やはり嬉しい。
また、友人は自分も大変なことを抱えているのに、ケーキに贈り物まで
用意してくれた。
感謝、感謝しか言葉がでない。
私には長い付き合いの友人が多いが、それはきっと相手が
私の気持ちを察して対応してくれるからだと思っている。
つらいとき、苦しいときには、黙って佇んでいてくれる。
決して無理にこちら側に立ち入ってこないし
口をこじ開けることもしない。
だけど、困ったときは手を差し伸べてくれる。
ありがたいと思う。
それに比べて自分はどうだろう。
友人に対しては誠実でありたいと思っているが
その想いが汲んでもらえない、察してもらえないこともある。
そんなときは その場を立ち去ることにしている。
無理をして友人でいることもない。
もしかしたら、友人ではなくて知人だったから立ち去ろうと思えたのか。
行き違った思いは仕方ない。
同じ立ち居地に立っても見えないこともある。
あなたの言葉で傷ついたのは、わたしの勝手。
でも、あなたの言葉があったから、今の自分がある。
あなたという存在に磨かれて
私はここにいる。
明日には、ちょっとだけでも進歩しているはず。
ありがとう。
そうやって数年前に疎遠になった数人の友人の顔を思い出し
今も幸福であるようにと願い、祈る。
昔ほど、つらい気持ちにならないのは、きっと心が傷ついて
磨かれて、やや丸くなったから?
うう~ん、耐性がついたからかもしれない。
年を重ねるってそういうことかも。