
備忘録で、ブレスレットの作成数が200越えました。
1つ目を作ったのが、2007年、100個目達成から2年弱。
ご依頼くださった皆様のおかげです。ありがとうございます。
もともとは、手相見の時に天然石のストラップなどをおまけとして差し上げていたのが始まりでした。
代金をいただくというよりは、お世話になった方への贈り物として、ブレスレットを作っていたのがはじまりです。
それが、手相見を通じて知り合った方から、方を通じて、多くの方とご縁をいただき、また、多くの石とも出会うことができました。
一人でコツコツ集めていたら、こんなに多くの石を手にする機会に恵まれなかったことでしょう。
私のブレスレットは、1個ご依頼くださった方が2個、3個と続けてくださるので、200という数になったと思います。贈り物にした中には備忘録に載せていないものもありますし、ストラップだ、サンキャッチャーだ、とまとめれば、この倍以上は作ったことになります。
依頼された方に、「煉さんの選んだ石は違いますね」と言っていただくと、嬉しいですが、複雑です。
仕入れ先に直接、足を運んで石を選んでいるわけではないのです。
複数の卸さんからネットを通じて購入しています。
卸さんによって、取り扱いの種類や、カットの種類も違うので、どうしても複数の卸さんからになってしまいます。
できるだけ、粒単位で注文するのではなくて、連(れん)単位。石をまとめた長さが38センチ、40センチ18センチにまとめられた品を、半連、1/4連など、可能な限り、まとめて購入します。まとめて購入分、一連につき数個単位で、品質の落ちる石も含まれているので、粒単位よりお安く購入できますが、さらに、一粒一粒、吟味して状態の良い石を選びます。
その部分に手間はかかりますが、単品で購入するより、お安くなるのです。
私が、儲けていないけど、石が残る…というのは、仕入れ方の手間が背景にあるからです。
残った石は、ランク別に最初の依頼者へ渡した石よりは、ランクが落ちる場合があります。
次の依頼者の予算次第で、出番になるのを待ちます。
ブレスレットにならずに、ストラップや、サンキャッチャーを飾る石になったりします。
依頼者も増え、数も増えると、不思議なお話を聴くこともあります。
作り始めた頃、多く聴いたのは、「なにかを決めたり、悩んでいると、ブレスレットやストラップが、切れる、紛失する」というお話です。
それも一人の方が「失くしました」と、別の方から「消えました」という内容がのメールが複数、同じ日に届いたり。
ブレスレットが、切れて、すぐに拾ったけど、数個しか手許に残らなかった。
とか
どこでどう失くしたのかも覚えていない とか。
お金を払ったものを失くしたときの喪失感は、察して余りあります。
先日、デパートのショーウィンドーで見かけた、ラリマーのブレスレットはなんと20万円以上の値札がついていました。万一、落としたときの気持ちを想像すると、立ち直れません。
富豪が身に着けているのはもっと高価なモノでしょうから、富豪はこういうのを失くしても落胆しないのかな?
私の作ったブレスレットを失くした人は多いのです。
道端に落ちている石が多いはずなのに、拾ったと言う人の話はあまり耳に入ってきません。
当初は私の作り方が悪かったのかな、とか思って色々の資材を工夫して換えました。
でも失くす人は減った氣がしません。
失くした人は、煉さんの作ったブレスレットは、縁起が悪い!!もう買わない!!と憤慨されてもしかたないところなのですが、次の依頼もしてくださいます。
市内に天然石関係のお店も増えましたから、次を選ぶには不自由しないと思われます。
私に続けて依頼してくださった方、もしよろしければ、次を依頼されたお気持ちを教えてくださるとありがたいです。コメント欄から(承認制です。すぐには反映されませんが)お願いします。
で、数が増えると、石を身につけたときの、身体の変化も多く聞くようになりました。
手に取ると、ピリピリした。
手に取ると温かく感じた。
ブレスレットを身につけたら、眼が回って、驚いた。少しずつ付ける時間を長くしたら、おさまった。
ブレスレットを身につけたら、胸がドキドキしたけれど、身につける腕を右から左にしたらおさまった。
石は、特定の振動波を出してます。
水晶が通信機に使用されていることからもわかります。
石は、モノではなくて、「意志」に通じて、人間をサポートします。
よく、パワーストーンって本当に効くの?と懐疑的な方がいらっしゃいます。
薬ではないので即効性があるか?と問われれば、個人差があるのでしょう。
でも、美しい存在を眼にしてその背景の時の長さに想いを馳せてみるという贅沢も、パワーの源ではないでしょうか?
絵画や芸術を愛でる、豊かな気持ちと通じます。
風水で天然石を効果的に用いるのも、そういう面があるのだと思います。
宝石が装飾に用いられる歴史は意外に浅いのです。
長い間、石は護符として用いられました。
国同士の戦いで、勝者が最初にしたことは、その国の財宝を奪うことでした。
宝石には不思議な力があると、信じられていたからです。
ブレスレットが目の前から消えてしまうことは、大地から預かった石が自然に還ったってこと。
持ち主のもとで働くお役目が終わった。
自分には次の石との出会いがあると、捉えてください。
ブレスレット代は、世の中に奉納したと思うと納得できるかもしれません。
写真は、両剣水晶と黒水晶です。