私は苦手なものは多いが、一番、苦手なのは人間かもしれない。苦手だから、もっと知りたくて、手相見をして探求しているのだ。
昔、手相を拝見した依頼主が苦しそうに言った。
「数年前に、恋人だった人に別れを告げられて、まだ相手を思うことがある」
相手は家庭のある人だった。依頼主は全てを捨ててもいい、と思ったのだが、相手は結局、自分の伴侶の元へ戻った。相手には今は子供も生まれて幸せに暮らしていると風の便りに聞くが、自分の心には傷が残っている、と。よくある珍しくない話だ。
人の念は強い。相手を思えば、大なり小なり相手に繋がる。許せない気持ちがあるのなら、じっくりそれを自分で自覚して、意識的に浄化するしかない。愛することと憎むことは、同じ思念のエネルギーだと、どこかの本で読んだことがある。憎むことは愛すると同じエネルギーを使うなら、良い思い出だけ残すようにする。意識的にするのだから、苦しいだろうし切ないだろう。でも、人間には「忘却」と言う神様のくれた贈り物があるのだ。どんな人も受け取れる。
だが、相手に対する最大の復讐は、あなたが幸せになることだ。
忘れられないならいいや~くらい開き直ってみるのもいい。
いつまでも思っているなんて、相手にエネルギーを与えているようなものだ。
天然石は無傷で美しいものは宝石となり、価値があるとされるが
傷の無い石は完璧のようでいて、ガラスのように味気ない。
石に入った傷は、光の加減で虹を写して見せる。
そのこころの傷が、あなたの人生の虹になる。
無理に押し込めていると、なにかの反動ではみ出てくる場合もあるし。
自分で自分を救って欲しい。
北枕にしてみたら、夢をたくさん見るようになった。今日見た夢は、我が家に新しい玄関ができる夢だ。一軒の家屋に二つの玄関。
私の仕事に対する夢告げかもと思う。
夢の中の新しい玄関は南東の方角にできた。
手相見の問い合わせも多く戴いているが、なかなかスケジュールが合わないことが多い。そんなわけで、作業は現在、石関係のほうが多い。
今年の誕生日までに、私は何者になりたいかを、決めたいと思っている。天然石がメインで、手相見がサブになるとか。もうすでになっている氣がするが…。そうすると、新しいブログタイトルにするかも。
ブログの内容はどうやって決めているのか、とたずねられたことがあるが、「アブナイ」と言われるのを承知で書くと、「降りてくる」ものがあるかどうか。画面に氣になる言葉を載せて、そこから派生してつなげていく。内容に統一感がないのは、そのため。