手相見を始めた頃は、道具は使用していませんでした。
お話する過程で「運命線が…」「生命線が…」と話すとたいていの方は「どの線?」「どこですか」とお尋ねになります。私にとっては、見分けられるのが当たり前の手のひらの線ですが、知らない人はまったく知らない。
説明するのに、いいものはないかなぁ…と思案し始めたとき、最初に用いたのはガラスの棒、これは本来、手相用ではなくて、何年も前に購入していたガラス工芸の(つまようじ)として購入したものです。説明するときに、線を指し示して使用します。
ある日、ガラス棒はうっかり破損してしまい、しばらく次の手相棒を探していました。
かんざし、ガラスペンなど試しましたが、どれもしっくり来ません。
そんなとき、書店で「手相棒」を見つけて、それを使用しました。さすが手相を変えるために考案されただけあって、悪くは有りません。
これもしばらく使用していましたが、先日立ち寄ったお店で、ぶどうつるで作った鉛筆のオブジェと出会いました。
えんぴつの形をしていますが、オブジェなので、文字は書けません。
書けないので、手相棒に使えるかも!と思ったのです。
そのうえ、刻まれた模様が四葉のクローバー!私がよく使う幸運のシンボルです。
運命を感じて(大げさかな)、お店の方に「これに名前を入れることができますか」とたずねましたら快諾していただき、「Ren」と入れていただきました。ぶどうつるというのは思った以上に硬いようで、作業は少々たいへんだったようです。
ガラス棒より重くなくて、落としても割れる心配がない。そして、手のひらの手相の線をなぞって示しても、ぬくもりが伝わるようです。
なにより名前も入れていただいて、一点もの。手相見のモチベーションも上がるというもの。
このお店、「Q太郎」という店名。店名の由来はご主人のニックネームだそうです。
大きなものから小さなものまで木製品はもちろんのこと奥様が木工の品に施されている絵付けが、それがとてもセンスが良くてかわいらしいので、ずっとファンでした。
お店に並んでいるアイテムには名前を入れてくださるサービスもありますので、木のぬくもりにほっこりしたい方はぜひとも、お立ち寄りください。定休日は月曜火曜だそうです。
[北見市 木工 Q太郎] で検索してください。
大切な方に贈りたい、優しくてかわいい、素敵な木製品と出会えるかもしれません。