風はもう秋めいています。暦の上では秋だから、当然ですが、今年の夏は、いつもの夏にへたばった感覚がなかったように感じます。
今年は、手相見としてこの数年の中で、ご新規さんが多かった年でした。いや、初年度は当然、ご新規さんばかりでしたがね。
この数年はリピーターさんが多かったので、なおさらそう感じるのかもしれません。
私は、手相見の依頼主に手相の簡単な見方をお知らせした後、「オラクルカード」をお勧めしています。自分自身の内面を自分の前に示せる、「気づき」を与えてくれるのは、オラクルカードだと思うからです。
ムシャクシャしたとき、落ち込んだ時、悲しいとき、タロットカードで比較的悪いカードが出ると、がっくりきますね。オラクルカードは基本、前向きなメッセージですので、落ち込みすぎずに冷静に見ることができるからです。
今年の相談事のテーマは恋愛と対人関係が多かったです。
家族を含めた対人関係は、普遍のテーマですが、「上手くいきません」とおっしゃる方々は、相手をどうこうすることを考えている場合が多いのです。自分を振り返って考えるに、他人にどうこう変えられるというよりは、自分の中の自覚がなければ、人間そう簡単には変わらないもんですよね?
相手がいるのに、相手をどうこうする(=変える)には、それはそれはエネルギーを要するんですよ。
私自身、一人っ子育ちで、兄弟もおらず、両親ともコミュニケーション不全者だったから、対人スキルは全くなく。
私が小中高生の時、友人関係で躓いた時には、アドバイスが全く役に立たなかったです。
小学生に「苛められたら、知らんふりしていろ」なんて。相手が図に乗るだけですよね?この対処は大人同士にはまだ、使えるかもしれないが。
さすがに、高校生になった時に、「違うな」と察して、そういう「人との付き合い方」に関する本を読みました。もう知らないことばっかりでしたよ。
社会人になってからは、同僚や周辺の人の素敵な方々のスキルを真似することもしました。
でも、結局は、自分の中の心理というか、心の持ち方に原因があるのではないか?と思うに至り、心理学の本を雑学として読みました。
今は、「イライラした時に読む本」や「成功への心理学」などいろんな本が出ていて良いですね。
結局のところ、上手くっていないのは、相手にも原因はあるだろうが、自分自身にも原因があると、思って、自分の心理をうまく、良い方に向けるほうが、ずっとずっと楽なワケですよ。
どう頑張ったって、自分自身は、相手になれない。相手を羨んだって、嫌ったとしても。変えることなんて無理無理無理無理。
そうしたら、自分の考え方を違うように変えていく方が、格段にたやすいです。
嫌な同僚、腹立つ上司、思い通りにならない恋人。
言っても、押しても引いても、聞かない相手は、ブログで観察日記でもつけていて、ネタにしてしまえばいい、ぐらいの気持ちでいたほうがいいとか思うんですが。私自身、実親とは仲が決してよろしくないですが、母とのやり取りは、ネタですよ。ネタ。
アルフレッド・アドラーの「嫌われる勇気」
今年の1月に、テレビの刑事ドラマの原作。
非営利社団法人 日本アドラー心理学会から、使われ方が不本意だという抗議(注意?)受けて話題になりました。
職場でどうしても相性の合わない相手と1対1となるとき、自分が退くか相手を退かせるかという、場面もあるかと思います。私自身、20代に経験しました。
相手を変えることが無理だったので、自分比、総力戦で当たりまし、心理戦です。
今思えば、よく無事で済んだと思う。若かったんですね。
これはいよいよ最終手段です。
そうなると鈍感力が、必要かもしれません。
本当に強い人は、相手に何を言われても気にしないでいられる人。
自分のしたいこと、やりたいことが見えていれば、目先の対人関係に耐えられると言えます。
小学生の時いじめられっ子で、登校拒否児で、引きこもり一歩手前だった私の経験値も入っています。
周りに味方がいなかった時、親や先生も敵に思えた時、私を支えてくれたのは、アニメを見ることであり、漫画を描くことだった。
留年寸前まで行ったけど無事に小学校を卒業できたのは、そのおかげだと信じている。
同級生に侮られても、苛められても、生きていれば、好きなアニメが見られる。当時はビデオも普及していなかったので、再放送を楽しみにするしかなかったから。
なにか一つ、好きなこと、やりたいことを手にして、乗り切ってほしい。
必要なら、護符やパワーストーンだって使っていい。
ただし、相手に攻撃するのは、自分への「返し」が面倒なので、どちらもwin-win になるようにするのが良いんでしょうけど。
だれかが、言っていた。
「人生は壮大な実験場」「人生は死ぬまでの暇つぶし」同じ暇つぶしなら、色々試してみても良い。